●相談事例
突然「ミシンの点検に来た。料金は無料です」と、男性販売員が家に来た。使っていない古いミシンを見てもらうと、「これはもう使えない。修理するより新しいミシンを買った方がいい」と強く勧められ、10万円のミシンを購入した。
1年後、再び同じ男性が「ミシンを見てあげる」と家に来て、点検してもらったところ、「壊れている。新しいのを買った方がいい」と勧められた。もう買わないと断ると、「修理してあげる」としつこく言われ、修理代3万円を支払った。もう来て欲しくない。
(市内70代男性)
●消費生活センターからの助言
「無料で点検する」などと誘い、「壊れている」などの理由をつけ、商品の購入や修理を勧めることを『点検商法』といいます。
一度購入した消費者に、短い期間で、再び新しい商品の購入や修理を次々と契約させる悪質な事例の報告もあります。
無料点検だからと油断すると、無用なトラブルを招くことになりますので、購入や修理のつもりがないならはっきりと断ることが大切です。
事例のような訪問販売は契約書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフすることができます。
困ったことがあれば消費生活センターにご相談ください。