一人ひとりの “しあわせ” のために

明けましておめでとうございます。

平成31年の輝かしい新春を、ご家族皆様お揃いでお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は、市政に対し温かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

　さて、平成30年は本市にとって、非常に喜ばしい1年になりました。

　私はもとより、すべての市民皆様にとっても念願であった原城跡の世界遺産登録決定という記念すべき年となったからです。長年にわたる取組がようやく実を結びました。ご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。

　また、昨年、私は多くの市民皆様の付託を受け、市長として2期目の重責を担わせていただくこととなりました。2期目に向け、「市民一人ひとりの“しあわせ”のため」を基本理念とし、「仕事を生み出す」「人を育てる」「交流を生み出す」「暮らしを守る」「まちを育てる」という目標を掲げました。

現在、これらの目標の達成のために、昨年策定した「第(2)期南島原市総合計画」を基に、市の将来を見据え様々な施策を展開しているところです。

主なものとしては、「地域商社『株式会社ミナサポ』の設立」「旧白木野小学校を活用した芸術文化拠点『アート・ビレッジ・シラキノ』の開設」「『そうめん振興班』の新設」「株式会社ソラシドエアとの包括的連携協定の締結」などがあります。これらは今後の市の活性化のための大きな起爆剤となる可能性があり、その成果を大変期待しているところです。関係機関と連携を図りながら振興策を講じてまいります。

また、人口減少という課題に対応するため、31年度は、保育料軽減や医療費支援などによる子育て支援、認証制度を活用した総合的なそうめん振興、移住・定住対策の強化などに取り組んでまいります。

本年は、昨年以上に「喜び」を感じられるような年にすることが、私の年頭にあたっての願いであり使命です。そのため、先に掲げた「仕事」「人」「交流」「暮らし」「まち」の各分野において、行政関係者はいうまでもなく、すべての市民皆様方の知恵と力を結集し、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。何卒、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本年が皆様にとりまして充実した年になりますよう、心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成31年1月1日　南島原市長　松本　政博