◎政策評価制度の概要
○政策評価とは
南島原市の政策評価とは、市が行う施策又は事業(以下「施策等」といいます。)についてできる限り客観的な目標(指標)を設定し、その成果等を分かりやすく評価・公表するとともに、評価の結果を今後の施策等の見直しや改善をはじめ、重点化すべき取組みなどの検討に役立てようとする仕組みです。本市の施策等の形成と遂行においては、下図のような「P・D・C・Aサイクル」により、効率的で有効性の高い目標達成を目指します。

(1) 企画立案(Plan)
市民のニーズや本市の現状を把握し、さまざまな課題を解決するための施策等を企画立案します。
(2) 実施(Do)
企画立案に基づいて予算や人員等を配分し、計画にしたがって目標達成のための施策等を実施します。
(3) 評価(Check)
計画の進捗状況や目標の達成度合いを評価し、それらの成功・失敗要因や問題点等を検証します。
(4) 改善・反映(Action)
評価の結果を基にして施策等の継続や変更などを決定し、計画の見直しや改善に反映させます。
○政策評価の目的
本市の政策評価の目的は次のとおりです。
(1) 効率的かつ効果的な施策等の推進
限られた予算や人員等を効果的に配分してコストに見合った成果を得るため、政策評価の実施により、効率的かつ効果的な施策等の推進を図ります。
(2) 市民の視点に立ち成果を重視した市政の運営
市民にとって満足度の高いまちづくりを実現させるため、政策評価の実施により、市民の視点に立ち成果を重視した市政の運営を図ります。
(3) 市民に対する行政の説明責任の徹底
市の施策等が効率的かつ効果的に行われているかなどの評価結果の徹底した公表を実施し、市民に対する行政の説明責任を果たします。
◎政策評価の体系
本市の政策評価は、以下のとおりとしています。

(1) 実施機関は、その所掌する全ての事業につき、政策評価調書等を作成し、必要性、効率性又は有効性の観点、その他当該事業の特性に応じて必要な観点から、自らが評価する。(一次評価)
(2) 市長は、実施機関が作成した政策評価調書等を基に、事業の計画性等についての総合的な評価を行う。(二次評価)
政策評価実施要綱と政策評価に関する基本方針
政策評価の客観的かつ厳格な実施とその結果の政策への適切な反映を図るとともに、効率的かつ効果的な行政の推進と市民への視点に立ち成果を重視した行政運営を実現するため、平成22年4月に「南島原市政策評価実施要綱」を制定しました。
また、本市の政策評価を計画的かつ着実に推進していくため、政策評価実施要綱と同時に「政策評価に関する基本方針」を定めました。
南島原市政策評価実施要綱
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