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ヴァリニャーノ巡察師の功績をまとめた書籍を発刊

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  • 左から末永氏、松本市長、高祖氏

    左から末永氏、松本市長、髙祖氏、クラウディオ・カニーリア氏

 本市とキエーティ市(イタリア)の友好都市提携5周年を記念し、アレッサンドロ・ヴァリニャーノ巡察師の出生から日本での功績を8章にまとめた書籍「ヨーロッパが日本に出会ったとき」の発刊にあたり、松本市長らが市役所で記者発表を開きました。

  • 松本市長

    発刊の経緯などを話す松本市長

 発刊に対し松本市長は「構想から発刊まで約3年間、多くの人に関わっていただいたことに感謝申し上げ、今後はこの書籍を多くの人に読んでいただき、キエーティ市との友好や発展に繋げていきます」と話しました。

  • 有識者 高祖敏明氏

    有識者 髙祖 敏明氏(上智学院前理事長)

 有識者として、日本におけるキリスト教布教やイエズス会活動研究の第一人者であり、さまざまな学術的サポートをいただいた髙祖氏は「この書籍は地域と地域、民間と民間が協力して発刊を行った大変喜ばしい事例であり、これまで概説で描かれてきたヴァリニャーノ巡察師の功績を詳説で示されている貴重な書籍である。この書籍が南島原市だけでなく、日本、イタリア、全世界で読まれることを期待しています」と述べました。

  • 執筆者 末永透氏

    執筆者 末永 透氏(NPO法人ありま南蛮)

 歴史的文化を生かした市の活性化に資する活動を行っている末永氏は「日本におけるヨーロッパ文化の発信地である本市で活動している中、この書籍の発刊に携われたこと、日々の学びをこのような形で発表できること大変嬉しく思います。今後は、この書籍を有効活用しながら、南島原の魅力発信に取り組んでまいります」と述べました。

  • 執筆者 クラウディオ・カニーリア氏

    執筆者 クラウディオ・カニ―リア氏(にっぽんアブルッツオ協会会長)

 キエーティ市からオンライン中継で出席したクラウディオ氏は「キエーティ市では、ヴァリニャーノの日が制定されているなど大変有名な巡察師である。このような高尚な巡察師を南島原市やありま南蛮の人と共同で執筆できたことを大変嬉しく、今回できた繋がりをこれからも深めたい」と述べました。

  • 発刊書籍

    書籍「ヨーロッパが日本に出会ったとき アレッサンドロ・ヴァリニャーノ 1539-1606年キエーティで生まれマカオに没す」

 この書籍は、5月以降に市内各図書館に配付する予定であり、イタリア語版が6月に発刊されます。

 この機会に南島原市が世界に誇るキリスト文化の一歩目となったヴァリニャーノ巡察師の功績をぜひご覧ください。

■日時:4月18日(火曜日)午後4時~
■場所:市役所西有家庁舎 大会議室

  • 記者発表の様子


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