◆ジカウイルス感染症の予防
ジカウイルス感染症について
中南米を中心に、ジカウイルス感染症が多数報告されています。
世界保健機関(WHO)は、平成28年2月1日付けで、ジカウイルス流行地域における小頭症と神経障害の集団発生に関し、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」(Public Health Emergency of International Concern(PHEIC))を宣言しました。
- ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を媒介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
- 海外の流行地へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。
- 海外の流行地において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。
- ジカウイルス感染症に関するQ&A(外部リンク 厚生労働省)
妊娠中の方又は妊娠を予定している方は、中南米等の流行地域に渡航される際は、次のことに注意してください。
-
妊娠中の方又は妊娠を予定している方は、流行地域への渡航を差し控えたほうが良いとされています。
-
-
渡航の是非を検討してください。
-
やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じる必要があります。
-
帰国時、帰国後、発熱等の症状があった場合は、渡航先、蚊の刺咬歴や受診歴等を申し出て、医療機関を受診してください。
-
帰国後に感染症について心配なことがある場合は、最寄りの保健所にご相談ください。
-
予防法
-
海外渡航先では、蚊に刺されないよう以下のことに注意しましょう。
-
長袖、長ズボンを着用して、肌の露出を少なくしましょう。
-
虫よけ剤(DEET)を使用して、蚊に刺されないように予防しましょう。
-
窓を開ける際は、網戸を利用し、就寝時は蚊帳等を効果的に使用しましょう。
-
また、国内の蚊の活動期においては、流行地域からの帰国者は、症状の有無にかかわらず忌避剤の使用等、蚊に刺されないための対策を10 日程度
-
行いましょう。