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平成30年 新年のごあいさつ

最終更新日:

一人ひとりの “しあわせ” を目指して

明けましておめでとうございます。

平成30年の輝かしい新春を、ご家族皆様お揃いでお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は、市政に対し温かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

昨年は本市が宮中献穀の名誉ある選定を頂き、10月26日に、天皇陛下へ献穀米を献納することができました。

これもひとえに、ふるさとを思う皆様のお力添えにより、なしえたものと考えております。

また、本市出身の高木琢也監督(北有馬町出身)が率い、吉岡雅和選手(布津町出身)が活躍するV・ファーレン長崎が見事J1昇格を果たしました。同クラブのJ1での活躍を、皆様と共に引き続き、応援してまいりたいと考えているところです。

さて、私が市長に就任して、早いもので3年が経過しました。その間、いろいろな方々とお会いする中で、本市が直面する課題や今後のあり方など再認識し、その解決に向け、以下に掲げる5つの指針に基づき、各種施策を実施してまいりました。

【安心で地球環境に優しいまち】

  防火水槽や消防ポンプ車など消防施設整備、口之津大屋地区への雨水ポンプ場整備など。特に、防災行政無線戸別受信機の全世帯へ配布につきましては、本市防災力の向上に寄与できたものと捉えております。

 

【確固とした基盤のうえに活力ある産業を育むまち】

  農業・水産業・商工業における各種施設整備、六次産業化推進、雇用の確保・拡大対策などを実施し、特に、農業の基盤となる圃場整備につい

 ては、諏訪・空池原・見岳の3地区の整備を進めました。そうめんについては、海外輸出促進対策や国内首都圏向けのメディア戦略など国内外へ

 の販路拡大・プロモーション対策を重点的に実施してまいりました。

 

【歴史・文化を大切に活用した賑わいのあるまち】

  世界遺産登録に向けた施設整備など、イタリアキェーティ市との友好都市締結、九州オルレ南島原コースの推進。特に、農林漁業体験民泊は利

 用者が1万人を超え、本市観光の中心を担う施策に成長しました。

 

【住みやすい環境で健康に暮らせるまち】

  市内全域での不燃物のステーション収集や口之津港再編整備事業。水道未普及地を解消し普及率99%としました。とりわけ生活の基盤となる市

 道改良事業については、93路線を整備するなど重点的に取り組んでまいりました。

 

【安心して子育てができ、いきいきと学ぶことのできるまち】

  不妊治療助成制度創設、電子黒板などの市内全小中学校への配置、EAT(英語指導助手)任用並びに英検料補助による英語力の強化などを実施

 してまいりました。市内全中学校へエアコンを設置し、今後、小学校に順次設置していく予定です。

 

以上は、取組の一例です。今後は、成果を踏まえながら、さらにステップアップしていく必要があります。

現在、「第Ⅱ期南島原市総合計画」の策定を進めているところです。

新たな計画では、まちづくりの基本理念を「一人ひとりの“しあわせ”のために みんなで進める まちづくり」としております。市民一人ひとりが思い描く“しあわせ”は様々ですが、そのような個々の考えを尊重しないまま、行政が一方的にまちづくりを進めても意味がありません。皆さんの多様性を大事にしながら、市民と行政が一緒になってまちづくりを進めなければならない。これが、基本理念に込めた思いであります。

さらに、その一人ひとりのしあわせを実現するための場所として、南島原市を選んでほしい、そんな思いから、市の将来像を「これからも 住み続けたい 住んでみたいまち」としました。本市の強みとなる豊富な地域資源を活かしながら、暮らしの豊かさ、幸せを実感できるまちづくりに取り組んでまいります。

 

いよいよ本年は、世界遺産登録に向けた重要な年です。世界遺産登録を契機に、南島原市が輝かしい未来へ向かっていくため全力で取り組んでまいります。

結びに、本年が皆様にとりまして充実した年になりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 

 

                                          平成30年1月1日 南島原市長 松本 政博

 

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