チケットの売買は公式サイトを利用しましょう!
~転売チケットトラブル防止に向けて~
近年、人気のあるコンサートやスポーツイベントなどのチケットを、事業者や個人が大量に買い占め、SNSや転売サイト、オークションで高額で販売する不当な転売が横行しています。
本当に行きたい消費者にとっては、チケットを入手しづらい状況となり、どうしても参加したいからといって高額な料金を支払うことは大きな負担にもなります。また興行主や出演者にとっても、何の利益もありません。
2019年6月からは、高額転売を禁止するため、チケット不正転売禁止法もスタートします。
そこで今回は、転売チケットのトラブル例と、トラブルにあわないための心がけについてご紹介します。
●転売チケットのトラブル事例
(1)SNSでチケットを譲るという人と連絡を取り合い、代金を振り込んだ。チケットが届かず、音信不通になってしまった。
(2)転売サイトで、定価の3倍でチケットを購入。当日会場で「転売チケットだから」と入場を断られた。
(3)ネットオークションでチケットを購入したが、公演中止となった。定価の2倍で買ったのに、興行主から「転売禁止のチケットのため、返金できない」と言われた。
●トラブルにあわないために
(1)チケットの売買は、興行主や興行主から許可を得た公式の販売サイト(またはリセールサイト)を利用しましょう。
※公式サイトと装った偽サイトがありますので、興行主の所在地や連絡先を確認しましょう。
(2)チケットの価格だけでなく、手数料、配送予定日、キャンセルに関するルールなどを確認しましょう。
(3)SNSでの取引は特にトラブルになりやすいため、避けましょう。
今年はラグビーワールドカップ2019日本大会が、来年にはいよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。観戦希望の人が、正規価格で観戦できるよう、安心・安全な社会を構成する消費者の一人として、チケットを売買する際は、公式サイトを利用するよう心がけましょう。
※「こんにちは!消費生活センターです」では、南島原市消費生活センターに寄せられた相談をもとに、最新の注意情報をお知らせします。
また、この情報は、『広報 南島原』にも掲載しています。