
口加高校グローカルコース1年の早崎潮流プロジェクト班は、早崎瀬戸(口之津町)の潮流を利用した発電の有効性などについて探究活動を行っています。
徳島県の鳴門海峡、兵庫県の明石海峡とならび、潮流が速いといわれている「早崎瀬戸」を題材とし、昨年9月から「日本と世界のエネルギー環境」「地球温暖化」「海洋エネルギー開発」など各分野の第一線で活躍する専門家による講義がこれまで8回行われました。
このプロジェクトは、株式会社ダイゾーの相川武利代表取締役社長(本市西有家町出身)が、身近な題材を研究してグローバルに活躍できる人材育成につなげたいとの思いから提案し、実現したものです。
2月10日に行われた第9回講義では、1878年に口之津町で創業し、日本を代表する海運会社である株式会社商船三井の穴田技術部長、泉海洋技術部長から同社が取り組む北極海航路開拓や風力波力など再生可能エネルギー技術開発について説明があり、生徒たちは熱心にメモを取り、質問を積極的におこなっていました。
これまでの講義を受けた生徒は「エネルギーの必要数量や構造など詳しく学ぶことができた。今後の探究活動に生かしていきたい」「地球温暖化が進む中で、自然エネルギーは環境にも優しく世界でも注目されている。地域資源を活用した取組により、地元に貢献したい」と話しました。
今後は潮流発電に関するミニチュアの模型を制作し、早崎瀬戸における潮流発電プロジェクトが実現可能であるかの調査を行う予定です。
■日時:2月10日(水曜日)午後2時20分
■場所:口加高校



