平成30年に上演された舞台「魔界転生」の再演が決定しました。
この作品は、383年前に日本を震撼させた島原・天草一揆(島原の乱)を舞台にしたもので、今回は、変幻自在なフライングやLEDによる映像効果など、令和版の新しいエンターテインメント時代劇が繰り広げられます。天草四郎役を演じる小池徹平さんと演出を手がけるの堤幸彦さんが、一揆の舞台となった原城跡を訪れました。
市世界遺産推進室の松本室長の説明を受けながら原城跡を巡った2人は、天草四郎の墓の前で手を合わせ、慰霊と鎮魂の祈りをささげ、舞台の成功を祈願しました。
映画『まぼろしの邪馬台国』の撮影でも島原半島を訪れたことのある堤さんは「この地には縁があり、特別な思いを感じる。ここの空気や海の風、においなどは383年前もきっと同じだったはず。舞台を作っていくうえで重要なスタートポイントとなると思う」と話しました。
小池さんは「自分の演じる役の方が本当にこの場にいたんだと思うと、想像があふれてくる。コロナ禍で大変だと思うが、公演初日に向けて気を引き締めてやっていきたい」と公演への抱負を語りました。
公演は、4月7日の愛知公演を皮切りに、全国4会場(愛知、福岡、東京、大阪)で行われます。福岡公演は、4月16日から28日までの間、博多座(福岡市)で上演されます。
■期日:2月24日(水曜日)
■場所:原城跡