相談事例
「南島原市役所介護保険課のタナカです」と電話があった。「介護保険料の払い戻しが31,230円あり、受け取るための申請を行うよう通知したが、あなたから申請がなかったので電話しました。どの銀行口座に振り込みましょうか」と言われ、いつも○○銀行を使っていると伝えた。「では○○銀行から連絡させます」と言われ、すぐに「○○銀行のサカイです」と電話があった。
「今回は申請期限を過ぎているのでATMの操作が必要です。ATMに着いたら操作方法を説明するので私にご連絡ください」と電話番号を教えられた。なんだか不審だ。本当に払い戻しがあるのか。
消費生活センターからのアドバイス
市内で還付金詐欺の予兆と思われる電話がかかっています。どのような名目であっても、市役所が手続きのためにATMの操作を依頼することは決してありません。
被害を防ぐために、市役所職員を名乗る電話が突然かかってきたら、「こちらからかけ直します」と伝えて電話を切り、市役所に直接問い合わせるようにしましょう。またATMの1日の利用限度額(引き出し、振り込みなどの合計額)を必要最低限に変更しておくと、高額被害の防止に有効です。
突然の電話に冷静に対処することは困難です。日ごろから「電話でお金の話が出たら、誰かに相談する」と心づもりしておきましょう。困ったときは消費生活センターにご相談ください。