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【農業者インタビューNo.2】元音楽教師の農業の調べ

最終更新日:

 

トップ写真(山田千賀さん)

 

スナップエンドウを手にする山田さん

 

プロフィール

プロフィール(山田千賀さん)
山田千賀さん

加津佐町在住。中学生まで口之津で過ごし、市外へ転出。大学で教員免許を取得後、神奈川県へ。結婚後、夫と共にUターン。長崎県立口加高等学校で音楽教師として勤務した後、2019年就農。

 

栽培農作物

スナップエンドウ

・カラーピーマン(5a)

・ブロッコリー(25a)

・スナップエンドウ(3.5a)

 

自宅から農地までは車で10分程度。研修先の農家さんの紹介でイチゴ農家さんのハウスを借用している。

 

就農のきっかけ

‐ 祖父の死と心境の変化 ‐

2017年に祖父が亡くなったことが大きな転機となりました。私の実家は自営業なのですが、母方の祖父母が農業者で後継者がいませんでした。このままでは農地が荒れてしまうと思い、私が手を挙げたんです。よく言われるんですが、周りからお願いされたわけではないんです。

 

- きっかけがありました -

Uターン後、勤務した口加高校で音楽教師として勤務する傍ら、地域のことを学ぶ生徒の引率をする機会がありました。生徒の引率を通して地域の良いところ、恵まれたところを見聞きし、改めて南島原の魅力に気づかされました。

 

転勤がある教員よりも地元で働くことができる農業に、知らず知らず惹かれていったのかもしれません。

 

1年間の仕事のスケジュール

栽培カレンダー(山田千賀さん)

 

 8月は仕事が重なって忙しいとのこと。

 

仕事の喜び・やりがい

大切に育てた農作物を収穫するときはもちろん、お客様からいただく声が喜びとなっています。特に私の野菜を子どもさんがムシャムシャ食べてくれたり、野菜嫌いの方が私の野菜を食べてくれたことが印象に残っています。

あと、個人的なことですが、農業をすることで長年悩んでいた肩こりや冷え性が解消するなど体質が改善しました。おそらく仕事で汗をかいて体温が上がり、健康的になったからだと思います。

 

苦労している点

重労働を伴うブロッコリーの収穫は女性にはきつく感じることがあります。それに、収益を上げることの難しさを感じています。まだまだ新米ですが今後自分がどんな農業経営をしていくか日々考えながら仕事をしています。

 

南島原の農業の魅力

粘土質や火山灰質など土壌が豊富なため色々な農作物が育つところが魅力だと思います。それに、最近増えている耕作放棄地も逆手にとれば有機農業に適しているといえると思いますよ。

山田さんの1日

山田さんの1日
週1日は休むようにしています。年々、段取りが良くなっており、自分のリズムで休みを調整できるようになってきました。
 


 

 

お仕事道具

お仕事道具

ハサミとエプロンと長靴です。私、ワークマンのヘビーユーザーなんです(笑)あとスマホも手放せません。天気予報やDM対応など何かと重宝します。ちなみに就農時に購入したのは動力噴霧器と草払い機のみ。既存のハウスをお借りできたので節約できました。

  

山田さんの私生活

小町くん

インドア派です。コーヒーを飲んだり、おいしいお菓子を食べて過ごします。インドアなのは普段外で働いているからでしょうか(笑)

愛猫「小町くん」と過ごす時間も大切にしています。

ドライブも好きで、コロナ前は主人とよく遠方までドライブしてました。九州各地をはじめ遠くは島根県まで足を延ばしたことがあります。コロナが落ち着いたら由布岳(大分県)登山を企んでいます。

 
 

皆さんに伝えたいこと

 山田さん〆
 

市民の皆さんには南島原の農産物を手に取っていただきたいです。旬で新鮮な農作物が身近にあるのはすごくありがいことだと思います。実際、関東のスーパーでは時期を過ぎた農作物が売られているのを目にしたことがあります。南島原のあたりまえがあたりまえではないんですよ。採れたて新鮮な旬の地元の農産物をぜひお楽しみください。

あと、農産物の花や葉など、見慣れた田園風景にも注目していただきたいです。春にはジャガイモや玉ねぎの青々とした葉が美しく、秋には金色の稲穂が見事です。近々、南島原市にできるサイクリングロードを利用される際は、四季折々の田園風景を楽しんでくださいね。

 
 

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