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世界遺産用語集

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世界遺産用語集

世界遺産関連用語


■推薦資産(コアゾーン)
 登録推薦資産を効果的に保護するたに明確に設定された境界線。
 境界線の設定は、資産の顕著な普遍的価値及び完全性及び、又は真正性が十分に表現されることを保証するように行われればならない。

■緩衝地帯 (バッファーゾーン)
 文化遺産及び自然遺産の保護のため、その遺産の周囲に設けられる利用制限区域。

■顕著な普遍的価値
 国家間の境界を超越し、人類全体にとって現代及び将来世代に共通した重要性をもつような、傑出した文化的な意義及び、又は自然的な価値を意味する。従って、そのような遺産を恒久的に保護することは国際社会全体にとって最高水準の重要性を有する。委員会は、世界遺産一覧表に資産を登録するための基準の定義を行う。

■完全性 (インテグリティ)
 「完全性」や「完全さ」を意味する。遺産の価値を構成する必要な要素がすべて含まれていること。また、長期的な保護のための法律等の制度が確保されていることも含む。

■真実性 (オーセンティシティ)
 「本物であること」、「真正であること」を意味する。主に建造物や遺跡などの文化遺産が持つ本物の芸術的、歴史的な価値のこと。修復などにおいては、材料・構造・工法の真実性が求められる。

■文化的景観
 1992年、世界遺産の登録基準の中に新たに加えられた概念で、「自然と人間の共同作品」を表している。人間が自然を利用して長い時間をかけてつくり出された景観を意味する。

■文化財保護法
 文化財を保存し、その活用をはかって国民の文化的向上に資する目的の文部科学省所管の法律。 1950年制定。従来の国宝保存法、史蹟名勝天然記念物保存法などは、これに吸収され、廃止された。

■暫定一覧表
  将来、世界遺産へ登録申請する予定物件の一覧表。各国はその中から1年に2件まで世界遺産への登録申請できる(但し、2件の場合は、そのうち1件は自然遺産とする)。

■保存管理計画
  登録推薦資産の現在及び将来に渡る効果的な保護を担保するために、各資産について、資産の顕著な普遍的価値をどのように保全すべきか(参加型手法を用いることが望ましい)について明示した適切な管理計画のこと。どのような管理体制が効果的かは、登録推薦資産のタイプ、特性、ニーズや当該資産が置かれた文化、自然面での文脈によっても異なる。管理体制の形は、文化的視点、資源量その他の要因によって、様々な形をとり得る。伝統的手法、既存の都市計画・地域計画手法やその他の計画手法が使われることが考えられる。

 

世界遺産関係機関

■UNESCO(国際連合教育科学文化機関)
 国際連合の専門機関として1945年創設。教育、科学、文化を通じて諸国間の協力を促進し、世界の平和と人類の福祉に寄与することを目的とする。日本は1951年に加盟。

■UNESCO世界遺産センター
 1992年にパリのUNESCO本部内に設置された世界遺産委員会の事務局。主な仕事内容は、世界遺産委員会の開催のための事務、締約国への技術・情報提供、ワールド・ヘリテジ・ファンドの運営など。

■ICOMOS(国際記念物遺跡会議)
 人類の遺跡や建造物の保存を目的として、1965年に設立された非政府国際機関。推薦された文化遺産に対し、調査に基づいて専門的評価を行い、世界遺産委員会に協力している。世界で121カ国が国内委員会を設けている。
 
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