原城跡発掘調査の速報展を開催します！

　南島原市では、国史跡原城跡の保存整備を目的として二ノ丸での発掘調査を行っています。

　令和5年度まで行った調査では、17世紀初めごろの二ノ丸の整備に関連する土木工事の痕跡や掘立柱

建物跡などが見つかりました。

　また島原天草一揆に関係するものとしては、一揆勢が籠城した竪穴跡が見つかりました。竪穴の中に

は、火を焚いたカマドのような施設が複数伴っており、砲弾状の鉛塊や鋳型、鉛製の十字架が出土した

ことなどから、一揆勢が城内で信心具などの製作を行っていた様子が徐々に判ってきました。

　このほか、絵図に描かれた出入口の痕跡や、一揆勢が食糧の調達に使用したと考えられる石錘（せき

すい／網のオモリ）の出土など、非常に多くの調査成果がありました。

　こうした成果について、ぜひ多くの皆様にご覧いただきたく、調査状況のパネル表示や代表的な出土

遺物の展示などによる速報展を開催させて頂くことと致しました。

　多くの皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

開催期間・会場など

開催期間　　令和6年5月3日（金曜日）～7月3日（水曜日）

会　　場　　有馬キリシタン遺産記念館　企画展示室　（南島原市南有馬町乙1395番地）

　　　　　　入館料　一般300円　各種割引は館のリンク先を参照下さい。

開　　館　　午前9時～午後6時（休館：毎週木曜日）

お問合せ　　有馬キリシタン遺産記念館　　電話 0957-85-3217

　　　　　　南島原市教育委員会文化財課　電話 0957-73-6705

参　　考　 原城跡発掘調査 速報展開催案内（PDF：361.1キロバイト）