<第1回 会議 / 南島原市立小・中学校適正規模・適正配置推進委員会>
1 開催日時 平成21年5月25日(月曜日)14時00分~16時00分
2 開催場所 南有馬庁舎2階会議室
3 内 容
(1)菅 弘賢教育長あいさつ
・本会は、百年の大計に基づいて小中学校の統合・合併事業を実際に推進することを主旨とする。
・本市の教育を取り巻く環境は、少子化とともに財政難もあり、非常に厳しい状況にある。
(2)「南島原市立・小中学校適正規模・適正配置調査検討委員会」答申の確認
(3)本会の目的・目標や内容について
(4)委員(委員長・副委員長)の選出
・委 員 長…金子統太郎氏
・副委員長…高柳忠昭氏
(5)現状説明(児童数、学級数の推移 /平成21年4月7日現在>
ア 全児童数…2829名
イ 教職員数… 335名
ウ 学 級 数… 163学級(複式学級を含む)
エ 小学校の配置や規模に係る課題
●1学年2学級以上でない学年
* 30学校/31学校中(97%)
* 147学年/167学年中(88%)
※満たしている(全学年2学級ある)のは西有家小のみ
●1学級が21人以上でない学級
* 113学級/187学級中(60%)
※複式学級は、別々の学級として計上
※特別支援学級を除く
※長崎県少人数学級編成による学級を除く
*1000人/2829人中(35%)
●複式学級
* 13学校/31学校中(42%)
* 48学級/187学級中(26%)
※複式学級としては24学級
* 209人/2829人中( 7%)
(6)協議
ア 答申までの協議内容について
・第1回…本委員会の設立、現状の把握、適正化の指針
・第2回…検討事項の洗い出し、整理、協議、答申内容の検討、素案づくり
・第3回…答申案、適正化に係るモデル等の協議と整理
・第4回…答申案、適正化に係るモデル等の完成
・第5回…答申案、適正化モデル等の最終協議
・第6回…答申、申送り事項の取りまとめ、推進委員会の解散
イ 次回以降の日程について
・第2回… 6月16日(火曜日)
・第3回… 7月14日(火曜日)
・第4回… 8月10日(月曜日)
・第5回… 9月 3日(木曜日) (→後日 9月9日に変更)
・第6回…10月13日(火曜日)
ウ 現状について(要旨)
・適正化と耐震化は、本来、分けて考えるべきものであるが、市の財政を考えると、耐震化に係る費用が無駄にならないような配慮が必要。
・適正化には、個々の事情、地域、そこに住む人々が影響を受ける事への配慮が必要。
・地域に子どもがいなくなっているところがある。適正化には、文化的な背景を考慮にいれるべき。地域への説明も必要。
エ 適正化の指針について(要旨)
・検討委員会は、文科省、県のガイドラインを踏まえ、本市の現状や将来の児童生徒数の変移を鑑みて答申をした。
・本会は、検討委員会の答申を土台に置く。
・統合して教職員が減ることの教育への影響を考慮することが必要。
・教職員が減って市民が少なくなることによる税の減収なども考慮することが必要。
・学校の統廃合は、多大な費用を要する施策になるので、無駄な使い方にならないように明確な方針が必要。
・適正化については、文化的な面、地域の活力の面を考えることが必要。
・口之津や北有馬の前例をもとに考える。
・ベースとしては、旧町を単位として考える方がいろいろな面でスムーズに進む。
・10年後の子どもの数の減少を考え、中学校も含め2つの町で1つの小中一貫校も考えられる。
出生数のデータから、先を見越して大きな合併をしていくことが必要。
・小中一貫校の可能性についても検討が必要。
・大原則は旧8町とし、その上で例外を認めるという道を残すというのが良い。
・学校配置の基本は、子ども達が歩いて行ける所だと思う。
生活拠点など、保護者に選択権を与えるなど、方法の検討が必要。
・子ども達の安全や通学に掛かる負担を最優先に考えるべき。
・旧8町をベースにするのが分かりやすい。このベースを大前提に置く。
・教育は、財政面では負担となることを踏まえる。
学校は心のよりどころ、文化的な施設である。地域や保護者のまとまりとしても合併の方法は十分な検討が必要。
・統廃合は、今の状況では避けて通れないと思う。現実として対応していかなければならない。
残すにしろ、手を加えるにしろ、「方針を立てる」ということが大切。
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