急速なデジタル化のなかで、消費生活センターには「SNS広告をきっかけに高額な副業サポートを契約し、支払いはサラ金から借り入れるよう誘導され、ネットで借りて振り込んだ。説明通りには儲からず、サラ金への返済が止まらない」や「スマートフォンを子どもに使わせていたら、無断でゲームに課金し、高額な請求を受けている」など、デジタルサービスに関連した相談が寄せられています。
この急速に変化する時代の中で、豊かな消費生活を送るためには「消費者力」を身につけることが必要です。消費者力とは、デジタルサービスの仕組みやリスクへの理解を深める力、ネット上の情報が本当かどうか背景まで考えて判断する力、適切に情報を収集・発信する力のことです。また従来の「気づく・断る・相談する」という基礎的な力も求められています。
一般的な消費者が理解できるよう、事業者が配慮する姿勢はトラブルを回避するために必要ですが、一方で消費者も、言われるがままではなく、自ら考えて学ぶことがトラブルの防止につながります。
消費生活センターでは出前講座など啓発活動も行っていますので、ぜひご利用ください(10人程度の少人数でも受け付けていますので、お気軽にご連絡ください)。
※「こんにちは!消費生活センターです」では、南島原市消費生活センターに寄せられた相談をもとに、最新の注意情報をお知らせします。
また、この情報は、『広報みなみしまばら』にも掲載しています。