Ai川 第7回
「できない」より、「どうしたらできる?」
先日、市議会を傍聴された方から、こんなご意見をいただきました。
「一問一答式だと、同じ日にいろいろなテーマが出てきて、少し分かりにくい。議員ごとではなく、例えば教育、観光、福祉とテーマごとにまとめて、どの議員がどんな質問をするのか分かる方が、市民には見やすいのではないか」
なるほど。
私自身、議会では答弁する側なので、これまでとは少し違った角度からのご意見でした。
市民の皆さんに、市政や議会にもっと関心を持っていただく。そのために、どうすれば議論がより分かりやすくなるのかを考えることは大切です。
ただ、議会には議会のルールがあります。
そこで、いつものようにAIに聞いてみました。
「南島原市議会の一般質問は、なぜ議員ごとの順番なのか。テーマごとに整理することはできないのか。ほかの自治体では、どんな工夫をしているのか」
すると数分で、現在の仕組みや制度上の整理、さらに他の自治体で行われている「関連質問」や「重複する質問を整理する仕組み」など、いくつもの事例を並べてくれました。
もちろん、AIが示した内容をそのまま正しいと決めつけるわけにはいきません。実際のルールは、議会事務局や関係する規則をきちんと確認する必要があります。
でも、「できません」で終わる前に、
「なぜ今はこうなっているのか」
「ほかではどうしているのか」
「もし変えるとしたら、どんな方法があるのか」
そこまでを一度に整理できるのは、AIの便利なところです。
私は昔から、「できない理由を並べるより、どうしたらできるかを考える」ことを大事にしています。
今回も、テーマ別がいいのか、今の方式がいいのか、私にはまだ結論はありません。
そもそも議会の運営は議会自身が決めるものです。
だからこそ、まずは市民の声を聞き、今の仕組みを知り、他の事例も知った上で考えてみる。
今回は、その入口までをAIに手伝ってもらいました。
数分でここまで整理できる。
AIは、答えを決めてもらうためではなく、考え始めるためにも使えるようです。
南島原市長 相川 武利