Ai川 第14回
スポーツの日に、ゲーム?
10月12日はスポーツの日です。
南島原市では、この日に「南島原eスポーツプレイランド!2026」が開催されます。
スポーツの日に、ゲーム?
そう思われた方もいるかもしれません。
eスポーツとは、コンピューターゲームを使った対戦競技のことです。
先回で触れたオランダ体育のように走ったり、跳んだり、ボールを投げたりするわけではありません。それでも「スポーツ」と呼ばれています。
では、そもそもスポーツって何でしょう。
体を動かすこと? 勝ち負けを競うこと? それとも、みんなで楽しむこと?
調べてみると、スポーツの日には「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培う」という趣旨があります。そうなら囲碁、将棋、かるたなども議論になるところだと思いますね。
「他者を尊重する」。
この言葉が、少し気になりました。
eスポーツでは、年齢や体力の違う人たちが、同じゲームで競い合うことができます。
子どもが大人に勝つこともあるでしょう。普段はゲームに縁のない高齢者が、孫から操作を教わることもあるかもしれません。
教える人と教わる人が入れ替わったり、世代を超えて同じことで盛り上がったり。
そこには、体を動かすスポーツとはまた違った交流の可能性があります。
もちろん、ゲームをすることと、体を動かすことは同じではありません。健康のために運動することも大切です。
ただ、スポーツの価値は、運動能力を高めることだけではないように思います。
仲間と協力する。相手の上手さを認める。負けて悔しい思いをする。そして、もう一度挑戦する。
そんな経験も、スポーツの大切な一面ではないでしょうか。
南島原でも、子どもから高齢者まで、同じ場所で何かを楽しむ機会をもっと増やせないだろうか。
その入口が、野球でも、ウォーキングでも、ゲームでもいいのかもしれません。
スポーツの日。
体を動かすことはもちろんですが、誰かと一緒に楽しむことについても、考えてみたいと思います。
南島原市長 相川 武利