
研修生左から、本田峻平さん、百田貴大さん
本市初となる生産団体・行政機関などの果樹産地が一体となって人材育成に取り組む「南島原市トレーニングファーム(農業研修)」の第1期研修生に認定された百田貴大さん、本田峻平さんに入所証明書が授与されました。百田さんと本田さんはこれから2年間「南島原果樹フロンティア協議会」を中心とした関係機関から実地研修や座学研修など研修後の就農に向けた実践的な指導を受けます。
研修生となった百田さんは「エンジニアをしていたこれまでの経験を生かしてICT農業などを取り入れた果樹農業に取り組んでいきたい。そのために、これからの2年間さまざまな研修に対して積極的に学び、知識を習得したい」と抱負を述べました。
同じく研修生の本田さんは「家庭菜園を行う中で自然に触れている時間が自分の心が一番安心できる時間であることに気づき、今回の研修生募集に応募した。味はもちろん、皆さんが安心して食べてもらえるみかんを作れるよう、一生懸命研修に取り組んでいきたい」と抱負を述べました。
松本市長は「本市は温暖な気候と肥沃な土地に恵まれ、果樹農業が盛んな地域ではあるが、担い手不足や生産者の高齢化などの課題が多く、その課題解決に向けてお2人を研修生として迎えることができて大変嬉しく思う。これから2年間の長い研修の中で市としても関係機関と連携してサポートしていきますので、精一杯頑張ってください」と話しました。
また、関係機関を代表して県島原振興局山本農林水産部長から「長崎県としても基幹産業である農業についてさまざまな施策を実行しているが、本研修生制度は関係機関が一体となって、自立に向けた研修を行う貴重な取り組みである。農業が若者に選ばれる産業となるよう県としても南島原市と連携しながら研修生をサポートしていきますので、技術と知識の習得に励んでください」と激励を受けました。
■日時:10月3日(月曜日)午後9時
■場所:南島原果樹フロンティア協議会 研修所
(有家蒲河地区高齢者研修センター内)






