妊娠中はむし歯や歯周病になりやすくなります。実際に、過去10年間の南島原市妊婦歯科健診の結果では、歯科健診受診者の約半数に虫歯がみつかり、6割が歯周病の初期段階以上でした。

これは、つわりによって食事のとり方が変化したり、十分な歯みがきができないという理由だけでなく、ホルモンバランスの変化などにより歯肉炎になりやすいことや歯周病菌が増えやすくなるからです。妊婦の進行した歯周病が、早産や低出生体重児出産のリスクを高めることが報告されています。安心して出産を迎えるためにも、つわりがおさまったら歯科健診を受け、比較的体調が安定した妊娠中期に必要な治療をすませることをおすすめします。

対象者

受診日に南島原市に住民票がある妊婦（妊娠中に1回）

実施場所

島原半島内協力医療機関

歯科健診の内容

歯周病とむし歯の検査、歯科保健指導（ブラッシング指導）

費用

無料（健診料を市が負担します。）　＊ただし治療費は自己負担となります。

受診方法

希望する歯科医院へ直接、事前予約をしてください。

持参品

• 受診券（母子健康手帳と同時交付）
• 母子健康手帳
• 保険証・マイナ保険証・資格確認証のいずれか

注意事項

• 受診時期については、歯科医院と相談してください。
• 受診時に、体調や服薬などについて歯科医師に伝えてください。
• 同年度に、市の歯周病予防健診を受診した場合は利用できません 。