市内で生息が確認されているオオキンケイギク、ナルトサワギク、ボタンウキクサは、生態系等に問題を引き起こす海外起源の外来生物として「特定外来生物」に指定され、栽培、保管、生きたままの運搬、販売、譲渡、野外への放出等が禁止されています。
これらの植物を除草(処分)するときは、種が飛散しないよう注意して根から引き抜き、その場で「天日にさらして枯死させる」、「袋に入れて腐らせる」などの処置をお願いします。
【オオキンケイギク】
キク科の多年生草本で、高さは30cm~70cm程度になる。
温帯に分布し、路傍、河川敷、線路際、海岸などに生息する。
開花期は5月~7月で、コスモスに似た黄色い花を一斉に開花する。
花びらの付け根が赤茶色のものや八重咲の種類もある。
【ナルトサワギク】
キク科の一年生または多年生草本で、高さは30cm~70cm程度になる。
温帯~暖帯に分布し、海岸の埋立地、空地、路傍、河川などに生息する。
開花期は周年で、黄色い花やタンポポのような綿毛のある種子をつける。
きわめて変異の多い種で、アルカロイド系の毒を有している。
【ボタンウキクサ】
サトイモ科の浮遊性の常緑多年草で、高さは10cm程度になる。
暖帯~熱帯に分布し、池沼、河川、水田、水路などに生息する。
開花期は5月~10月(暖地では周年)で、日当たりの良い所を好む。
耐塩性があり、九州以南では野外で越冬・増殖している。
≪参考≫長崎県ホームページ「外来生物について」(外部リンク)