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第133号こんにちは!消費生活センターです『「推しへの愛の大きさ」=「かけたお金の額」!?』

最終更新日:


「推しへの愛の大きさ」=「かけたお金の額」!?

~推し活ならではのトラブルに注意~

  

相談事例


 (1)チケット転売仲介サイトで個人からアイドルのコンサートチケットを定価の5倍で買った。当日会場で転売チケットであることを理由に入場を断られた。サイトに苦情を伝えたが、個人間で解決するように言われ、返金してもらえない。

 (2)配信サイトで推しに投げ銭(※)をし、私のことを覚えてくれた。もっと投げ銭したくて消費者金融から借金した。生活が苦しく投げ銭をやめたいが推しのことを思うとやめられない。

 ※動画配信者に対して視聴者が自ら決めた金額をオンライン送金すること。


消費生活センターからのアドバイス

   

 好きなキャラクターやアイドル、俳優、ライブ配信者など、応援する対象を「推し」、推しにお金を使うことを「推し活」といいます。

 近年SNSによって、応援する人同士だけでなく、応援する人と応援される人の関わりも強くなっています。消費者庁が令和3年度に実施した「消費者意識基本調査」では、「有名人やキャラクターなどを応援する活動(グッズ購入など)」にお金をかけている人の割合は、若者が他の年齢層に比べ高くなっています。

 推しのいる生活は、仕事や学業に励むエネルギーをもらえたり、気の合う友達と交流できたり、心を豊かにしてくれることでしょう。しかし一方で、推し活をきっかけに相談事例のような消費者トラブルが起きています。特に行き過ぎた推し活は、将来の見通しを立てず、やみくもにお金をつぎ込み、借金苦に陥ったり、依存して生活のバランスを崩したりと深刻な事態を引き起こします。

 推し活をする時は、金銭管理をしっかり行い自分の生活を守りましょう。あなた自身が、心身ともに健康でいることが大切です。困ったときは早めに消費生活センターにご相談ください。



※「こんにちは!消費生活センターです」では、南島原市消費生活センターに寄せられた相談をもとに、最新の注意情報をお知らせします。

 また、この情報は、『広報みなみしまばら』にも掲載しています。


>>『こんにちは!消費生活センターです』バックナンバーはこちら別ウィンドウで開きます

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