南島原市地域公共交通計画の策定について
令和6年6月、南島原市地域公共交通活性化協議会において標記計画が策定されましたのでお知らせします。
策定の背景
全国的な傾向と同様、南島原市においても自家用車利用の拡大や人口の減少などを背景に公共交通利用者は減少傾向が続いており、令和 2(2020)年からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大によっても大きな打撃を受けました。
しかし、急速に進行する高齢化やコンパクトなまちづくりの推進の必要性などを背景に公共交通に求められる役割は今後ますます大きくなっていくものと考えられます。
今後、高齢化や人口減少が進行していくなか、これまでと同じように路線バスを中心とした公共交通ネットワークを維持していくことが難しくなる懸念があります。そういったなか高齢者をはじめとする市民の日常生活に必要な移動を確保していく、さらには、観光・交流の促進などによりまちの活力の維持・向上を図っていくためには、需要や利用者の特性にあわせて交通体系を再構築することで効率性を高め、持続可能で市民にとっても利用しやすい交通環境を形成していくことが必要不可欠です。
計画策定の目的
「南島原市地域公共交通計画」は、地域が目指す将来像を実現していくための公共交通のあり方を検討し、将来にわたって市民の生活を支える“持続可能な公共交通体系”の構築に向けたマスタープランであり、本計画に基づき、行政・交通事業者や公共交通利用者はもとより、地域住民や地域活動団体、各種施設などが一丸となって、効果的・効率的な施策展開を推進していくことを目的としています。