原城跡を望む南有馬町白木野地区に彫刻家の親松英治さん(神奈川県藤沢市)が40年かけて制作した世界最大級の木彫りのマリア像「原城聖マリア観音」をおさめるホール落成式が執り行われました。
マリア像を受け入れた南島原世界遺産市民の会石川代表理事は「これまでいろいろな苦労がありながらさまざまな人の助けがあり、本日を迎えることができました。これからは宗教の垣根を超えた新たな祈りの場として多くの人に訪れていただきたい」と涙ながらに挨拶を述べられました。
制作者の親松さんは「島原・天草一揆の犠牲者の鎮魂を目的に制作したが、多くの人がこの像を見て人それぞれの感じ方で思いを巡らせ、平和と祈りの場として島原半島の活性化につながってほしい」と話されました。
松本市長は「この像からは親松先生の一途な思いが感じられ、心が洗われるような気持ちであり、世界遺産市民の会の皆さまのふるさとへの愛、平和を未来につなごうとする熱い思いが伝わってまいります。今後市としましても、多くの人に訪れていただくよう情報発信などを行ってまいります」と親松さんならびに世界遺産市民の会の皆さまへの感謝を話しました。
■日時:9月16日(月曜日)
■場所:原城聖マリア観音ホール(南有馬町)
原城聖マリア観音の詳細についてはこちらから(外部リンク)
南島原世界遺産市民の会 石川代表理事
制作者親松さんへ感謝状贈呈
土地寄贈者へ感謝状贈呈