農作業中の熱中症対策について
毎年、約30名の方が農作業中の熱中症によって亡くなられています。
近年は特に夏季(5~9月)において、田畑等で農作業中に熱中症によって救急搬送された人数は年々増加傾向にあります。
令和6年度には熱中症が原因と思われる救急搬送数もここ数年で最多を記録しているため、夏季の作業時には、熱中症予防に向けた取り組みの徹底をお願いいたします。
熱中症対策
- 高温下での長時間作業を避け、20分おきに休憩して水分・塩分補給を行うこと。
無理をしない、頑張りすぎないことが大切です。
涼しい日陰などで作業着を脱ぎ、体温を下げましょう。
のどが渇いていなくても、毎回コップ1~2杯以上を目安に水分補給しましょう。 - 単独作業は避けること。
やむを得ず単独作業を行う場合も家族や従業員が定期的に確認できる環境で作業しましょう。 - 熱中症対策アイテムを活用すること。
空調服やネッククーラーなどを活用することで、涼しさを感じながら作業できます。
ファン付きウェアについては、濡らしたインナーを内側に着用することで、より効果的に体を冷やすことが期待できます。
また、農作業中にスマートウォッチなどのウェアラブル端末を着用し、危機をより早く察知できるようにしましょう。
熱中症の危険性が高くなると予想される地域に発令される「熱中症警戒アラート」の情報が、テレビ等の天気予報、環境省や気象庁のウェブサイト、農林水産省が提供する※MAFFアプリで確認できます。
※下記リンクに詳細があります。
応急処置
汗をかかない、立ちくらみ、吐き気、頭痛、脱力感などを感じたら以下の応急処置を行いましょう。
- 涼しい環境へ避難する。
- 衣服をゆるめ、体を冷やす。
- 水分・塩分を補給する。
意識がない場合、自力で水が飲めない場合、応急処置をしても症状が改善しない場合は医療機関で診察を受けるようにしてください。