昨年7月より実施している「撮ってくれんね!南島原コンテスト」にて、最終の月間賞となる第7回月間賞(1月応募分)を決定しました。
月間賞に輝いた作品には賞金1万円とともに、今月末に選考するグランプリ(賞金30万円)の候補となります。
「平成新山に抱かれて」
樋渡 新一さん
(佐賀県唐津市)
「加津佐農園」
浦川 武弘さん
(長崎県長崎市)
長崎県南島原市が実施している「撮ってくれんね!南島原 コンテスト」にて、 1月中に応募された201点もの作品の中から第7回目となる月間賞2作品が選出されました。
今回選出された2作品はどちらも馬鈴薯(じゃがいも)畑をテーマにしたものです。
「平成新山に抱かれて」は背後に雲仙普賢岳を収め、火山灰の大地が豊かな農作物を育むという前後関係を表現しています。畑と作物そのものは見えていませんが、積まれたオレンジのコンテナや耕耘機を運転する姿によって、赤い土からごろごろと顔を出す馬鈴薯の様子を思い浮かべることができます。
「加津佐農園」は日没時の空の美しいグラデーションを海と畑のビニールに反射させ、幻想的な色彩を描いています。ちょうど波紋のような畑の畝の様子によって、まるで海と畑が連続しているように見える作品です。馬鈴薯畑という同じテーマでありながら、山を背景にした雄大なワンシーンがあれば、海を背景にした眩いワンシーンもあるという、南島原の多様な景観をみごとに表現してくれた2作品といえるでしょう。
【撮ってくれんね!南島原コンテスト事務局】