『新聞の訪問販売トラブル「解約するなら景品代を返せ!』
~長期契約にご注意~
●相談事例
3年前、自宅に販売員が来訪し新聞の定期購読の勧誘を受けた。当初、「3年先まで別の新聞を取ることにしている」と断ったが、現在の契約満了後でいいので契約を結んで欲しいと言われた。その際、「これはサービスしますから」と洗剤5箱、ビール12本を玄関先に次々と置かれ、仕方なく、3年先から5年間の契約を結んだ。
3年が経過し、今年から新聞が届くようになった。これまでと比べ、字が見えづらく、これから5年先までの購読はできないと感じた。そこで、新聞を断ろうと販売店に連絡したところ、「解約するなら既に配達した新聞代と、契約時に渡した景品代5,000円を現金で返せ」と言われた。景品は使ってしまっているが、私から欲しいと言った品ではない。どうしたらいいか。
【市内 70代女性】
●消費生活センターからの助言
強引な新聞の訪問販売の相談が後を絶ちません。中でも高齢者を狙った長期契約が目立ちます。長期契約の場合、入院や転居など、購読を続けられなくなる可能性があり、解約を申し出ると、景品代や違約金を請求される事例があります。
大切なのは、先の見通せる範囲で契約すること、必要のない場合ははっきりと断ることです。中には景品としてテレビを渡された事例もあります。高額な景品はトラブルの原因になりやすいため、受け取らないようにしましょう。
新聞の訪問販売については高齢者のほか、契約に不慣れな新社会人や大学生も狙われやすいので、十分注意しましょう。困ったこと、不安なことがあればご相談ください。
※「こんにちは!消費生活センターです」では、南島原市消費生活センターに寄せられた相談をもとに、最新の注意情報をお知らせします。
また、この情報は、『広報 南島原』にも掲載しています。
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