●相談事例
エアコンより扇風機の方が節電になると聞いた。電気代も上がることだし、倉庫に長年しまっていたものを取り出した。スイッチを入れたところ、ファンが遅くなったり速くなったりして動きが不規則であったが十分使えると思い、回しながらその場を離れた。
しばらくして戻ってみると、焦げ臭いにおいが立ち込めていて、扇風機のモーターから火と煙が上がっていた。びっくりして、バケツの水を掛けて消し止めたが、あと少し発見が遅れたら火事になっていた。
【県内 50代男性】
●消費生活センターからの助言
いよいよ夏到来。節電のため、扇風機の利用が増えています。しかし、扇風機での火災事故は、製造から年数が経てば経つほど、発生が多くなります。その主な原因は、経年劣化(長年使用によって製品内部の部品が劣化して性能が低下すること)で、劣化した部分が使用中に発熱や発火し、火災につながっています。
扇風機を含む他の製品でも、電源コードやプラグが熱い、ブレーカーが頻繁に落ちる、などがあった場合、直ちに使用を中止しましょう。もし、製品が原因で事故が起きたら、製品やケガの程度を写真に撮るなど、状況を詳しく記録し、販売店やメーカー、消費生活センターに伝えましょう。情報を伝えることで、他の事故防止に役立てることもできます。
※「こんにちは!消費生活センターです」では、南島原市消費生活センターに寄せられた相談をもとに、最新の注意情報をお知らせします。
また、この情報は、『広報 南島原』にも掲載しています