なぜ自主防災組織が必要?
平成7年に発生した『阪神・淡路大震災』では、家屋の下敷きになった人のうち周辺の人に助けられた人の割合は約63%、自力ではい出した人は約35%、救助隊に助けられた人はわずか2%弱というデータがあります。
このように大災害時においては、道路寸断や人手不足により救助隊による救出には限界があります。
災害の被害を軽減するためには、「自助・共助・公助」が不可欠です。3つの連携が円滑なほど、災害の被害は軽減できます。
このため、大災害が発生した場合は、周辺の住民同士の助け合いの「共助」が非常に重要です。
また、災害から一時的に避難するためにも、避難場所や避難経路を各家庭または自治会で決めておきましょう。
日ごろから、「自分たちの地域は自分たちで守る」 という意識を持ち、地域防災活動に取り組みましょう。
自助 : 一人ひとりが自ら取り組むこと
共助 : 地域や身近にいる人どうしが一緒に取り組むこと
公助 : 国や地方公共団体などが取り組むこと
自主防災組織の活動
【平常時】
・地域の安全点検
・避難路、避難場所の確認、点検
・地域住民への防災知識の普及・啓発
・防災訓練
・防災資機材の整備 など
【災害時】
・避難誘導
・初期消火活動
・情報の収取、伝達
・救出、救助活動
・給食、給水活動 など
自主防災組織への補助金制度
自主防災組織の積極的な活動の推進を図るため、防災資機材の整備、防災意識の高揚等の活動を行う組織に対し補助金を交付する。
補助金の額は、上限5万円。
申請に必要なもの | 【交付申請】 ○防災資機材の購入の見積書 ○自主防災活動に必要な経費の見積書 【実績報告】 ○購入物品の領収書の写し ○購入物品の写真 ○自主防災活動時の写真 |
---|