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土砂災害対策

最終更新日:

土砂災害の種類

 土砂災害には、「土石流」、「地すべり」、「がけ崩れ」の3種類があります。
 このような種類の土砂移動現象の発生により被害を受ける恐れのある箇所を総称して「土砂災害危険箇所」といいます。

  ○土石流

土石流


   

山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される。

 【こんなところが危険】
 ・谷川に大きな石があるところ。
 ・裏山に急な谷川があるところ。
 ・過去に流れた土石流が谷の出口に堆積してできた扇状地。

  ○地すべり

地すべり


   

 斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する。

  【こんなところが危険】
  ・地面に段差や亀裂があるところ。
  ・樹木や電柱が傾いているところ。

 
 ○がけ崩れ

がけ崩れ


      

雨により地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱めたり、地震などによって斜面が突然崩れ落ちるのががけ崩れです。

 【こんなところが危険】
 ・がけにひび割れがある。
 ・がけの上部がせりだしている。
 ・急ながけで高いところ。
 ・がけから水が噴出している。

 

土砂災害の前兆現象

 ○土石流

前兆01

 
前兆02 
 前兆03

・山鳴りがする。
・地面が震動する。
・腐った土の臭いがする。

   

・川が異常に濁る。
・流木が混じる。

 

   

・雨が降り続いているのに川の水位が下がる。

 

 
 ○地すべり

前兆07   前兆06   前兆08

・地面に亀裂が入る。
・コンクリートに亀裂。

   

・斜面から水が噴き出す。
・湧き水が濁る。

   

・普段はきれいな井戸水が濁る。

 
 ○がけ崩れ

前兆04   前兆05   前兆06

・斜面に亀裂が入る。
・斜面がはらみ出す。

   

・小石がパラパラ落ちる。
・小さな崩壊が発生する。

   

・斜面から水が噴き出す。
・湧き水が濁る。

土砂災害から身を守るために

 土砂災害は、長雨や集中豪雨、地震などの後に発生しやすく、発生すれば人命にかかわる災害です。
 予測の難しい災害ですが、市民一人ひとりが気象情報(テレビ・ラジオ等)や刻々と変化する周囲の状況・変化に注意して自主的に早めの避難を行うことが大切です。
 日頃から、自宅周辺の危険な箇所や避難場所及び避難経路を確認しておくことが大切です。

 1.住んでいる場所が、土砂災害危険個所かどうか確認する。
 土砂災害発生のおそれのある地区を「土砂災害危険個所」としています。
 自分の家が土砂災害危険個所にあるかどうかは、「南島原市防災マップ」や長崎県のホームページの「長崎県電子国土総合防災GIS」で確認しましょう。

 2.雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意する。
 大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時には、「土砂災害警戒情報」が発表されます。
 雨が降り出したら、これまで降った雨の量や雨雲の動き、土砂災害警戒情報に注意しましょう。

3.土砂災害警戒情報が発表されたら早めに避難する。
 がけ下や渓流沿いなどにお住まいの方は、大雨の際や土砂災害警戒情報が発表された際には、早めに近くの避難場所などの安全な場所に避難しましょう。
 また、夜間に大雨が予想される際には、暗くなる前に避難をすることが大切です。
 避難場所などへの避難が困難な時は、必ずしも安全ではありませんが、近くの頑丈な建物の2階以上に緊急避難したり、さらに困難な際は、家の中のがけから離れた部屋や2階などに避難しましょう。

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