新型コロナウイルス感染症について、外出自粛など感染を防止するための措置や、深刻な影響に対処するための国や自治体の各支援が、連日大きく報道されています。社会の混乱に乗じて、新型コロナウイルスに関連した詐欺や悪質商法が発生しています。
市役所職員になりすまし『給付金の受け取りに必要なので、同居家族の人数と口座番号を教えて』と個人情報を聞き出された、注文してもいないのにマスクと消毒液が送り付けられ高額な代金を請求されたなどの相談が寄せられていますが、刻々と状況が変わる中、その手口も多種多様になっています。
※一律10万円の「特別定額給付金」について
給付金に便乗した詐欺にご注意ください。
市町や総務省などが以下を行うことは絶対にありません!
■ATMの操作をお願いすること
■受給にあたり、手数料の振込みを求めること
■メールを送り、URLをクリックして申請手続きを求めること
■ご自宅に訪問し、キャッシュカードを預かったり暗証番号を尋ねたりすること
公的機関になりすました電話や訪問にご注意ください。
(この記事をご覧になった方は、ぜひ、ご親族にもお伝えください)
ご不安な時は、すぐ電話!
消費者ホットライン「188」番(最寄りの消費生活センターにつながります)
最寄りの警察署(または警察相談専用電話「#9110」
<これまでに寄せられた詐欺・悪質商法の相談事例>
1.スマートフォンに携帯電話会社を名乗り『新型コロナウイルス感染拡大に伴い利用料金を免除します。下記よりお申し込みください。』とメールが届いた。不審に思い、携帯電話会社に問い合わせると、ニセのメールだと分かった。
2. 自宅に『市から委託を受けて、新型コロナウイルスの消毒作業のためご自宅に伺う』と電話があり承諾した。自宅に来た清掃業者から関係のないハウスクリーニングの勧誘を受けた。
3.”マスクが購入できる販売サイト”というSNSの書き込みを見て、通販サイトにアクセスした。1箱100枚入り5,000円のマスクを注文。支払はクレジットカード決済しか選択できず、不審に思い、事業者情報を確認するとメールアドレスの記載しかなかった。不正にカード番号を取得する手口だと思う。
4.自宅に電話があり、息子を名乗る男から『勤めていた会社が新型コロナウイルスの影響で倒産しそうだ。お金を工面してほしい』と泣きつかれた。慌てて金融機関に行き、お金をおろそうとしたが止められた。その場で息子の携帯電話にかけてオレオレ詐欺と気付いた。
<関連リンク>
新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意いただきたいこと(消費者庁)
(外部リンク)