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男女共同参画用語集

最終更新日:
 

知っていますか? 男女共同参画に関する用語 

                                                                   

                                                                男女

                  皆さんは、男女共同参画に関する用語をいくつ知っていますか?
 
 

男女共同参画社会

 男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ共に責任を担うべき社会を指す。

 

 

男女雇用機会均等法

 正式には「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」という。雇用における男女の均等な機会と待遇の確保を図るとともに、女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図るための措置を推進することを目的とする法律。募集や採用、配置から定年や退職、解雇に至るまでの雇用管理すべての段階における男女に対する差別が禁止されている。

 

 

ワーク・ライフ・バランス

 仕事と生活が調和し両立している状態を指す。誰もが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発などの様々な活動の中で、ライフステージに応じた多様な生き方が選択・実現できることを目指す考え。
 
 

育児・介護休業法

 正式には「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」という。男女を問わず労働者が申し出をすることによって、育児休業(1歳に満たない子を養育するためにする休業)・介護休業(要介護状態にある対象家族を介護するためにする休業)を取得することを権利として認めている法律。

 

 

固定的性別役割分担意識

 男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが適当であるにもかかわらず、「男は仕事・女は家庭」、「男性は主要な業務・女性は補助的業務」等のように、男性、女性という性別を理由として、役割を固定的に分ける考え方のこと。

 

 

ジェンダー

 「社会的・文化的に形成された性別」のこと。人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的・文化的に形成された性別」(ジェンダー/gender)という。「社会的・文化的に形成された性別」は、それ自体に良い、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われている。

 

 

M字型就労

 日本の女性の労働力人口比率又は就業率を年齢階級別にグラフ化したとき、30歳代を谷とし、20歳代後半と40歳代後半が山になるアルファベットのMのような形になることをいう。この背景には、結婚や出産を機に労働市場から退出し、子育てが一段落するすると再び労働市場に参入する女性が多いということかが考えられる。諸外国に比べ日本女性に顕著な働き方の傾向。
 
 

エンパワーメント

 力(パワー)をつけることの意味で、女性のエンパワーメントは、女性が自分自身の生活と人生を決定する権利と能力を持ち、さまざまなレベルの意思決定過程に参画し、社会的・経済的・政治的な状況を変えていく力を持つことを意味する。
 
 

積極的改善措置(ポジティブ・アクション)

 さまざまな分野において、活動に参画する機会の男女間の格差を改善するため、男女のうちどちらか不利な立場に置かれているいずれか一方に対し、活動に参画する機会を積極的に提供するものであり、個々の状況に応じて実施していくもの。積極的改善措置の例としては、国の審議会等委員への女性の登用のための目標の設定や、女性国家公務員の採用・登用の促進などが実施されている。
 
 

イクボス

 職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、部下のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のこと。
 
 

セクシュアル・ハラスメント

 性的嫌がらせ、いわゆる「セクハラ」のことをいう。
 相手の意に反した性的な性質の発言や行動のことで、身体への不必要な接触や性的関係の強要、性的な冗談やからかいなど、さまざまなものが含まれる。特に職場においては、意に反する性的な言動により、不利益を与えたり、就業環境を悪化させたりすることがある。
 
 

ドメスティック・バイオレンス(DV)

 夫婦間での、または親密な関係にある恋人などからの暴力のことをいう。殴る・蹴るなどの身体的な暴力だけでなく、ののしる・どなるといった言葉の暴力、外出や友人とのつきあいを制限するなど心理的に苦痛を与えるこころへの暴力、経済的暴力、性的暴力がある。
 高校生や大学生などの若い世代で、婚姻関係がない交際相手などの異性からの暴力は、「デートDV」と呼ばれている。

 

アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)

 誰もが潜在的に持っている思い込みのこと。育つ環境、所属する集団の中で無意識のうちに脳にきざみこまれ、既成概念、固定概念となっていく。


 

性的マイノリティ

 同性が好きな人や、自分の性に違和感を覚える人、または性同一性障害などの人々のことをいう。最近では、性的マイノリティの方を表す総称の一つとして、L(レズビアン:女性同性愛者)、G(ゲイ:男性同性愛者)、B(バイセクシュアル:同性愛者)、T(トランスジェンダー:心の性別と体の性別が違う人)の頭文字をとった「LGBT」という言葉がある。性的マイノリティにはそのほか、Xジェンダー(性別を男女二分することになじまない人)、アセクシュアル(無性愛者)、クエスチョニング(心の性や性的指向がわからなかったり、迷っていたりする人)などが含まれる。

 性的マイノリティに対する無関心や誤った認識が偏見や差別を生み、当事者が学校や職場で生きづらさを感じていることがある。性の多様性を尊重する社会の実現のためには、私たちはこうした様々な「ちがい」を「個性」と考え、互いに認め合うことが必要である。


 

クオータ制

 積極的改善措置(ポジティブ・アクション)の手法の一つであり、人種や性別などを基準に一定の人数や比率を割り当てる制度のこと。




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