相談事例
<出品者から>
取引ルールを守って商品を出品し、購入者に発送したが、購入者から一方的なクレームを受け、運営会社からキャンセルされてしまった。購入者からは商品を返してもらえず、代金も受け取れない。
<購入者から>
出品者から頼まれて、商品到着前に受取評価(問題なく商品を受け取ったと運営サイトに通知すること)をした。届いた商品は粗悪品で、注文したものではなかった。出品者とは連絡が取れず、運営会社に相談したが「受取評価後であり補償できない」と言われた。
消費生活センターからのアドバイス
インターネット上のフリーマーケット(フリマ)サービスの利用が広がり、関連するトラブルも発生しています。フリマサービスは個人同士の取引であり、トラブルは原則、当事者間で解決することが求められています。これを理解した上で、フリマサービスを利用する際は、次のポイントにも注意しましょう。困ったときは消費生活センターにご相談ください。
(1)明確な取引ルールや補償制度があるなど、取引の安全性を確保しているフリマサービスを利用する。
(2)出品者も購入者も利用前に取引の流れや注意事項などの取引ルールを確認する。ネット上で相手の顔が見えなくても、対面しているときと同様にマナーを守る。
(3)利用規約で禁止されている行為(受取前の評価、代金を直接振り込むなど)を持ちかけられたら、断る勇気を持ち、絶対行わないようにする。