公益財団法人B&G財団が実施する第2期「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築事業」の防災拠点として本市が県内で初めて選ばれ、25日に市役所で決定書授与式が行われました。
昨年度から開始されたこの事業は、災害発生時の緊急対応・避難所運営に必要な防災倉庫の整備、油圧シャベルやダンプなどの機材整備、災害現場で役立つ実践的な研修などにかかる費用について、3年間で総額3,900万円を上限に助成が行われます。
決定に際し、同財団の朝日田常務理事は「B&G財団は海洋スポーツだけでなく、だれでも自然体験ができる体験格差解消事業やスポーツ活動をはじめ、B&G海洋センターに地域住民が気軽に集える拠点づくりなど、多角的に活用できる運営を行っている。南島原市は本財団の目的達成に寄与する活動をB&G海洋センターで行っていただいており、これまでの活発な活動に加え、防災拠点としての新たな事業の展開を期待しています」と述べました。
朝日田常務理事から決定書を授与された松本市長は「本市でも昨年の豪雨で大規模な地滑りやがけ崩れが発生した際、流出した土砂により通行止めが多発し、復旧まで時間を要した。今回、多額の支援をいただき、機材整備だけでなく、防災に関して市職員や消防団員など人材育成にしっかり活用させていただき、災害対策に備えたい」と決意を述べました。
■期日:4月25日(月曜日)
■場所:市役所 西有家庁舎