
市では、高収益作物として期待されるバナナの栽培支援を行っています。
今回、市内2例目となるバナナ栽培を株式会社hotaru(代表取締役 溝田 敏行氏)が開始され、関係者参加のもと記念式典が行われました。
同社は、岡山県で開発された耐寒性・耐病性に優れ、生育スピードも早い「凍結解凍覚醒法」の苗木200本を導入し、式典後は、白百合保育園(有家町)の園児たちが苗木の植栽を行いました。
今回植栽したバナナは、無農薬で殺虫剤や洗浄剤などを使用していないため、皮も薄く皮ごと食べることができます。また、糖度は25度と、一般的なバナナの15度を大きく上回り、濃厚な甘さと芳醇な香りが特徴的です。
溝田代表は「有馬湧水、農業、地元貢献などこれまで頭の中で考えていた事柄がバナナ栽培を通して一つの事業として開始でき、本当に良かった。今後は、日々の管理をしっかりと行い、甘くておいしいといわれるバナナを作りたい」と話しました。
松本市長は「本市2例目となるバナナ事業が開始され、新規作物の産地化に向けて大きく前進したものと考えている。今後、肥沃な土壌など農業に適した南島原市産バナナが全国に流通し、一大産地となることを期待しています」と話しました。
植栽を行った園児らは「初めてバナナを植えて、食べるのが楽しみ」と笑顔を見せました。
植栽した1株から約150本採れ、成熟するまで約10カ月かかります。今回植栽したバナナは来年4月頃に収穫される予定です。
■期日:6月16日(木曜日)
■場所:株式会社hotaru 農業用ハウス(北有馬町)





