●相談事例
夏休みに家族旅行を計画し、宿泊予約サイトで宿を探した。気に入った旅館が見つかり、1泊1室4人で6万円の宿泊プランをクレジットカード決済で予約した。
後日、夫の長期出張が決まり、旅行は中止となったため、宿泊予約サイトから予約を取り消した。
宿泊日まで1か月以上あったので、キャンセル料は発生しないだろうと思っていたが、口座から6万円引落とされていた。驚いて旅館に問合せると『予約時に”予約成立後から100%発生”と表示していた通り、キャンセル料として宿泊代100%を請求した』と言われた。納得できない。
(市内50代女性)
●消費生活センターからの助言
遠方へ旅行を計画する時は、宿泊施設や交通機関などを予約する人も多いのではないでしょうか。
これらの予約を取消す場合、原則として事業者側が設定したキャンセル規約(キャンセルポリシー)に従うことになります。キャンセル規約は宿泊プランや割引プラン、取消す時期によって異なるなど、細かく設定されています。
県内でも事例のように、キャンセル料100%を請求されたという相談が寄せられています。
後々のトラブルを避けるために、予約確定前に必ずキャンセル規約を確認するようにしましょう。
困った時は消費生活センターにご相談ください。