市内農産物・農産加工品の販路拡大を後押ししようと、県内外の食品バイヤーを招いた商談会を11月11日に開催し、市内農業生産者が自慢の逸品を売り込みました。
コロナ禍で飲食店向けの出荷が減るなど厳しい状況の中、市内農産物のブランド力向上を図るため、新規販路の拡大や食品加工などへの利活用促進を行おうと初めての実施となりました。
マッチングの場では、市内農業生産者10社と、南島原産の農産物を使ったメニューの提供や農産加工品の販売などを計画している県内外の5事業所が商談を行いました。
農業生産者はトマト、イチゴ、ブドウ、ジャガイモなどの農産物のほか、生姜パウダー、柿酢、みかんジュースなどの農産加工品を並べて紹介。
各商品の特徴などをバイヤーに説明しました。
ジャガイモなどを生産する、いいだ農園(口之津町)の飯田弘巳さんは「バイヤーや消費者などのニーズを直に知ることができた。コロナ禍でこれまで参加していた商談会が中止やオンラインになっていたが、市がこのような場を設けていただき本当にありがたい」と話し、ブドウや無農薬レモンを生産する廣瀬果樹園(深江町)の廣瀬丈洋さんは「商談会に参加するのは初めてで不安もあったが、多くのバイヤーから自社商品に興味を持っていただき有意義な時間だった。サンプル品の提供についての話もあり、今回のつながりを大切にし、今後の取引につなげていきたい」と期待を寄せました。
ゆめタウン夢彩都を運営する株式会社イズミ(長崎市)の中嶋さんは「商品を直接確かめることができ、実りある商談会となった。生産者と具体的な話もすることができ、お客様の満足度を向上させるための商品化を目指したい」と今後の展望を話しました。
■日時:11月11日(水曜日)午後1時30分
■場所:ありえコレジヨホール