相談事例
(1)SNSに『1日5分のスマホ操作だけで月収30万円』と広告があり、無料通話アプリで詳しい説明を聞いた。『代表が開発した特別なシステムで80万円するが、1カ月で元を取れるので、借りてでも買う人が多い』と言われ契約した。届いた説明書はネットでも調べられるような一般的な内容で、特別なシステムなどなかった。
(2)突然『2千万円援助する』とメールが届いた。お金を受け取るために、さまざまな名目で次々と請求を受けた。毎回「これが最後の手続き」と言われるのに、請求が終わらず、お金が受け取れない。
(3)間違いメールをきっかけに若手の芸能人Aとやりとりを始めた。『スマホが没収された。こっちで話そう』と誘導されたサイトはメールの送受信が有料だった。事務所責任者から『利用料と謝礼を払う。Aの力になってあげて』と言われ、やりとりを続けた結果、50万円も使ってしまった。
消費生活センターからのアドバイス
インターネット上の「もうけ話」に関する相談が寄せられています。うまい話には必ずウラがあります。
SNSには”簡単操作”、”高額収入”など魅力的な広告があふれていますが、安易にうのみにせず、慎重に判断しましょう。話が違う、怪しいと思ったら、きっぱり断りましょう。
メッセージのやり取りや連絡先の交換、謝礼金などを受け取るためにお金がかかるサイトは、やりとりの相手が「サクラ(サイトに雇われた人のなりすまし)である可能性が高いです。相手の言葉をうのみにせず、冷静に判断しましょう。
困ったときは消費生活センターにご相談ください。