野田隆史さん
西有家町在住。農家の長男として生まれる。島原農業高校を卒業後、親元就農。妻は市内企業に勤務。
就農のきっかけ
幼いころから、祖父から「農家を継いでほしい」と言われて育ち、私自身も自然と就農に向けた進路を選びました。
・イチゴ(29アール)
・桃(5アール)
・米(17アール)
イチゴの豆知識
イチゴは赤い愛らしい姿をしていますが、日ごろ食べている部分が実は果実ではないということをご存知でしょうか?この部分は花托の発達した花の一部で、本当の果実はその周りにある胡麻のような粒粒の一つ一つが果実なのです。
おいしいイチゴの見分け方
(1)色で見分ける
・ヘタの近くまで赤くなっているものを選ぶ ・つぶつぶが赤い完熟のものを選ぶ
(2)大きさと形で見分ける
・大きいものを選ぶ ・先端が平らなものを選ぶ
(3)新鮮さで見分ける
・ヘタが大きく反り返っているものを選ぶ ・ヘタの色が濃いものを選ぶ
近年、気候の変動が激しいため、毎年、ハウスの肥培管理に工夫が必要です。わが家では管理のために環境制御システムを導入することにより、データに基づいた農業に取り組んでいます。
イチゴを保護するための過程で「自動セロハン機」を導入したことが時短に繋がりました。導入前は夜中までかかっていた作業が17時までに短縮でき、その分、プライベートの時間に充てることができるようになりました。最近、生まれたばかりの子どもの世話が主ですが、ツーリングや友人と釣りに行く機会が増えました。
イチゴの収穫台車です。イチゴの収穫はイチゴ畑を行ったり来たりの重労働です。わが家の収穫台車は5段までコンテナを積むことができるのでとても便利です。
わが家のイチゴ畑のうち3割がベンチ栽培で残りは土耕栽培です。土耕栽培は腰を曲げて作業する必要があり、負担が大きいです。将来的にはすべてのイチゴ畑をベンチ化し、作業しやすい環境を整えたいと考えています。そして、妻を向かい入れて農業をやっていきたいです。