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【農業者インタビュー】よりおいしく、より効率的に PDCAのイチゴづくり

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野田隆史さんトップ画像

イチゴが食べれる季節がやってきました。皆さんの食卓にも並び始めたのではないでしょうか。4月から5月にかけて最盛期を迎えます。実は南島原市のイチゴの産出額は全国第5位なんです。南島原産のイチゴを関東や関西のスーパーで見つけると、なんだか誇らしくなります。今回はスマート農業技術などを積極的に導入しながらイチゴづくりに励む農業者をご紹介します。

 

プロフィール

プロフィール

野田隆史さん

西有家町在住。農家の長男として生まれる。島原農業高校を卒業後、親元就農。妻は市内企業に勤務。

 

就農のきっかけ

幼いころから、祖父から「農家を継いでほしい」と言われて育ち、私自身も自然と就農に向けた進路を選びました。

  

栽培農作物

栽培農作物‐いちご
・イチゴ(29アール)
・桃(5アール)
・米(17アール)
 

イチゴの豆知識

イチゴは赤い愛らしい姿をしていますが、日ごろ食べている部分が実は果実ではないということをご存知でしょうか?この部分は花托の発達した花の一部で、本当の果実はその周りにある胡麻のような粒粒の一つ一つが果実なのです。

 

おいしいイチゴの見分け方

(1)色で見分ける

・ヘタの近くまで赤くなっているものを選ぶ ・つぶつぶが赤い完熟のものを選ぶ

(2)大きさと形で見分ける

・大きいものを選ぶ ・先端が平らなものを選ぶ

(3)新鮮さで見分ける

・ヘタが大きく反り返っているものを選ぶ ・ヘタの色が濃いものを選ぶ

年間スケジュール

 スケジュール

 イチゴに関しては、半年間、大事に育てた苗が実をつけるのを見るとうれしいですね。毎年のことですがホッとします。
 
 

苦労している点

スマホでデータを確認
近年、気候の変動が激しいため、毎年、ハウスの肥培管理に工夫が必要です。わが家では管理のために環境制御システムを導入することにより、データに基づいた農業に取り組んでいます。
 

環境制御システム

7日間隔で生育調査を実施し、生育に応じてハウス内の温度・湿度・炭酸ガス濃度をデータ化(見える化)、栽培に生かすもの。

ハチの種類を変更

昨シーズン、ミツバチによる受粉がうまくいかなったため、今シーズンはマルハナバチを導入しています。

 

 

野田さんの1日

野田隆史さんの1日
イチゴを保護するための過程で「自動セロハン機」を導入したことが時短に繋がりました。導入前は夜中までかかっていた作業が17時までに短縮でき、その分、プライベートの時間に充てることができるようになりました。最近、生まれたばかりの子どもの世話が主ですが、ツーリングや友人と釣りに行く機会が増えました。

 

自動セロハン機環境制御装置バイク魚釣り

 

 
  

お仕事道具

イチゴの収穫台車
イチゴの収穫台車です。イチゴの収穫はイチゴ畑を行ったり来たりの重労働です。わが家の収穫台車は5段までコンテナを積むことができるのでとても便利です。
 

皆さんに伝えたいこと

わが家のイチゴ畑のうち3割がベンチ栽培で残りは土耕栽培です。土耕栽培は腰を曲げて作業する必要があり、負担が大きいです。将来的にはすべてのイチゴ畑をベンチ化し、作業しやすい環境を整えたいと考えています。そして、妻を向かい入れて農業をやっていきたいです。

 

農作業は楽だとはいえませんが、工夫次第で省力化や効率化が可能です。

なにより農産物はがんばった分、必ず応えてくれます。

 

大切に育てているイチゴをぜひ食べてみてくださいね。


まとめ1220

 

 

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