避難する住民の皆さん
7月16日、向中山自主防災会(有家町)が夜間の地震発生を想定した避難訓練を実施し、全世帯となる10世帯21人が参加しました。
これは深夜に有明海を震源とする震度7の地震により家屋が倒壊し、余震が断続的に発生していることを想定したもので、参加者は自治会長宅まで徒歩で避難を行いました。
避難完了後は安否確認のため氏名や到着時刻、携行品の有無などを記入し、発電係・給水係・救護係などあらかじめ役割を分担することで「自分たちの地域は自分たちで守る」という防災意識の向上を図りました。
また、南島原消防署員による講話では、避難ルートの設定や防災マップを確認することの重要性のほか、「避難をする際は両手をあけるために、防災グッズはリュックに入れ、懐中電灯はヘッドライト、傘は雨合羽で代用してください」などの説明があり、参加者は熱心に聞いていました。
自治会長の板山良継さんは「有事の際は道路も寸断され、市役所や消防などの支援も時間を要することが十分考えられる。今回の訓練の反省を生かし、今後は炊き出しのほか、トイレや風呂の設置についても検討したい」と話しました。
■日時:7月16日(日曜日)午前9時
■場所:有家町向中山自治会長宅
※市では自治会などによる自主防災組織の積極的な活動の推進を図るため、避難訓練、啓発活動、防災訓練にかかる経費を一部支援しています。
詳しくは防災課までお問い合わせください。
避難し、一覧表に記載する参加者
住民に話をする板山自治会長
発電機の準備をする発電係の皆さん
暗闇を想定し、電気をつけます
飲み物の準備をする給水係の皆さん
講話をする消防署員
講話をする消防署員
熱心に話を聞く参加者の皆さん