(深江グリーン(メロン)のハウス内で作業する増田さん)
贈答品の高級フルーツといえばメロンを連想する人も多いはず。高級感に加えて、芳醇な香り・みずみずしい果肉・濃厚な甘さからメロンが大好きな方も多いのではないでしょうか。メロンの果汁や果肉が入っているわけでもないのにメロンパンやメロンソーダがあることからもメロン人気の高さがうかがえます。
南島原市のメロンの生産額は全国で第28位にランクイン。特にパパイヤメロンは全国シェアの8割を占めます。
今回は若手メロン生産者に話を伺いました。
プロフィール
(
増田孝諒(たかあき)さん
深江町在住。就農15年目。
高校卒業後、農業関連会社で1年間の研修を経て就農。
両親と農業を営む。
栽培農作物
・パパイヤメロン(90アール)
・レノンメロン(15アール)
・深江グリーンメロン(45アール)
・アールスメロン(100アール)
たくさんなった実を間引くことによって大きくて甘いメロンが育ちます。消費者の口に入るのは厳選されたほんの一部です。
パパイヤメロン
深江グリーン
就農のきっかけ
農家の長男ということもあり、自然と家業を継ぐ意識がありました。また、就農前の研修を通じて、農業の楽しさや魅力を知って、より一層家業を継ぐ気持ちが強くなりました。
年間スケジュール
仕事のやりがい・苦労している点
仕事のやりがい
やはりお客様の「美味しかった」の一言がうれしいです。メロンづくりをがんばる励みになります。
苦労している点
どうしても天候に左右されるのが悩みの種です。花粉を運んでくれるミツバチの交配時期に、雨が多いと花粉の付きが悪くなり収穫量に影響します。また、メロンは温度変化に敏感なので手間暇がかかります。
農家メシ
摘果メロンの漬物(写真)
ポリポリとした食感と爽やかなメロンの風味を楽しむことができます。漬物にして昔から食べられており、摘果メロンを生かした食品ロスの取り組みだといえます。
※摘果・・・果実が付きすぎると株が弱るため、適度に幼い果実を摘み取る作業のこと。
おいしいメロンの見分け方
網目が細かく盛り上がっているメロンがおいしいメロンの目安です。
食べごろは「アンテナ」と呼ばれるメロンのヘタがしなってくる頃です。
おススメの食べ方
冷やして食べてもいいですが、常温で食べる方がメロン本来の味を楽しむことができるのでオススメです。
増田さんの1日
スポーツが好きなので、ソフトボール、サッカー、バドミントンなどをして汗を流しています。あとは部屋でくつろぎながらゲームをしています。
お仕事道具
収穫用のハサミで、柄が大きくて刃先が小さいのが特徴です。刃先が小さく反っていることでメロン玉へのキズ付きを防いでくれます。
皆さんに伝えたいこと
農業は仕事時間が長くてきついですが、会社員と違って時間に縛られず自分ががんばった分だけ収入に繋がります。なにより自分が育てた作物を食べた方から「おいしかった」と言われることはうれしいもんですよ。
リンク
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