子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨が再開されました
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、平成25年6月14日付け厚生労働省通知に基づき、積極的な勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月25日付け厚生労働省通知により、令和4年度から積極的勧奨(対象者への個別勧奨)が再開されました。
この方針にそって、南島原市でも、定期接種の対象となる中学1年生から高校1年生相当(平成20年4月2日~平成24年4月1日生まれ)の女子及びキャッチアップ接種の対象者となる女性(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ)にご案内を送付しております。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。詳しくは、厚生労働省ホームページ
(外部リンク)をご覧ください。
接種対象者と接種が受けられる時期
接種期間(開始:令和4年4月1日~)
生年月日 | 接種期限 |
---|
平成9年4月2日~平成21年4月1日 | 令和7年3月31日 |
平成21年4月2日~平成22年4月1日 | 令和8年3月31日 |
平成22年4月2日~平成23年4月1日 | 令和9年3月31日 |
定期接種
小学校6年生から高校1年生相当の女子(標準的接種は中学1年生のため、小学6年生への通知はいたしません)
*接種期限は、高校1年生相当の3月31日までです。
*参考として厚生労働省作成リーフレットをご参照ください。
キャッチアップ接種
平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女性
(定期接種の対象に含まれている平成18年4月2日~平成20年4月1日生まれの方も、令和7年3月31日まで公費で接種できます。)
*令和4年4月1日~令和7年3月31日の3年間、公費で接種できます。
*参考として厚生労働省作成リーフレットをご参照ください。
ワクチンの種類と接種間隔と回数
公費で接種できるHPVワクチンは3種類(サーバリックス®・ガーダシル®・シルガード®)あります。
接種間隔はワクチン及び定期接種かキャッチアップ接種かによって異なりますので、決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。
※1年以内に接種を終えることが望ましいです。
※1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることができます。
〈サーバリックス®〉2価ワクチン
・2回目 標準的な接種間隔:1回目から1か月後に接種(1回目から1か月以上の間隔をあけて接種も可能)
・3回目 標準的な接種間隔:1回目から6か月後に接種(1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上の間隔をあけて接種も可能)
〈ガーダシル®〉4価ワクチン
・2回目 標準的な接種間隔:1回目から2か月後に接種(1回目から1か月以上の間隔をあけて接種も可能)
・3回目 標準的な接種間隔:1回目から6か月後に接種(2回目から3か月以上の間隔をあけて接種も可能)
○1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合
・2回目 標準的な接種間隔:1回目から6か月後に接種
(1回目から5か月未満で接種する場合は3回目の接種が必要)
○1回目の接種を15歳になってから受ける場合
・2回目 標準的な接種間隔:1回目から2か月後に接種
(1回目から1か月以上の間隔をあけて接種も可能)
・3回目 標準的な接種間隔:1回目から6か月後に接種
(2回目から3か月以上の間隔をあけて接種も可能)
※新型コロナワクチンとの接種間隔
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
接種場所
長崎県内の協力医療機関(事前に予約をしてください)
※県外の医療機関等で接種を希望する場合は、償還払い(払い戻し)制度がありますので、
こちら
をご覧ください。
接種費用
無料
接種方法
(1)事前に医療機関に接種日時を予約してください
(2)予診票※に必要事項を記入してください(保護者の同意と署名が必須です)
(3)予診票・母子健康手帳・住所が確認できるもの(健康保険被保険者証など)を持参し、接種を受けてください
*16歳未満の方の接種には保護者が同伴してください。同伴できない場合は委任状※が必要です。
※予診票および委任状は、各支所・こども未来課で交付しますので、母子健康手帳をご持参のうえ、お越しください。