~『お試しと思ったら定期購入』の相談が増加!~
令和2年度、市消費生活センターでは232件(前年度比37件増)の相談を受け付けました。
トラブルになったきっかけでもっとも多かったのは通信販売(前年度比20件増)です。特に、インターネット通販やテレビショッピングで『【初回お試し1,000円!】とあり注文したら、数回受け取らないと解約できない定期購入契約だった』という相談が多く寄せられました。
通信販売はクーリング・オフのように無条件での解約ができず、事業者が定めた解約ルールに従うことになります。事業者には、消費者に分かりやすく広告表示する義務がありますが、消費者も通販を利用する際は、お得な情報だけに惑わされず、契約内容や解約ルールについて確認するようにしましょう。
消費者トラブルは、ますます多様化・複雑化しています。日ごろから積極的に情報収集し、合理的な判断のできる消費者市民を目指しましょう。もしも困ったこと、分からないことに直面したら、すぐに家族・知人・周囲の人、消費生活センターへご相談ください。
消費生活センターへの相談は無料です。お気軽にご利用ください。

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■消費生活相談件数(年度別) | ■年代別の相談割合 |
■相談件数上位の商品・サービス
順位 |
商品・サービス名 |
件数(前年同期) |
1位 |
商品一般(商品やサービスを特定できないもの) |
34(17) |
2位 |
放送・コンテンツなど(架空請求・ワンクリック請求を含む) |
25(13) |
3位 |
健康食品 |
20(9) |
4位 |
融資サービス(借金) |
18(27) |
5位 |
レンタル・リース・貸借 |
10(9) |
6位 |
インターネット通信サービス |
9(11) |
7位 |
化粧品 |
8(6) |
7位 |
移動通信サービス |
8(4) |
ー |
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■購入したきっかけ別件数
順位 |
購入のきっかけ |
1位 |
通信販売 78件 |
2位 |
店舗購入 46件 |
3位 |
電話勧誘販売 27件 |
4位 |
訪問販売 26件 |
5位 |
ネガティブ・オプション※ 16件 |
6位 |
訪問購入 3件 |
7位 |
マルチ・マルチまがい 2件 |
8位 |
その他・無店舗 1件 |
- |
不明・無関係 33件 |
※ネガティブ・オプション=注文していない商品を一方的に送りつけ、売買契約の成立を主張して代金を請求すること
■救済金額(市センターへの相談で、「支払わなくて済んだ」「返金があった」などの合計金額)
4,477,525円