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【農業者インタビューNo.6】父に追いつき、追い越したい

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ジャガイモは400年前、オランダ人がインドネシアのジャワ島から長崎へ持ち込んだといわれています。長崎県は北海道に次ぐジャガイモの産地です。ちなみに南島原市のジャガイモの農業産出額は全国第7位(県内2位))です。

今回はジャガイモやタマネギ(南島原市の農業産出額全国13位(県内1位))などをつくる農業者さんを取り上げます。

 

プロフィール

プロフィール
福田光さん

加津佐町在住。農家の長男として産まれる。島原農業高校を卒業後、農研機構(福岡県)で2年間の研修を経て親元就農。現在は両親と一緒に農業を営む。その他農繁期には雇用者あり(外国人技能実習生を含む)

 

栽培農作物

・ジャガイモ(3ヘクタール)

・タマネギ(3ヘクタール)

・カボチャ(50アール)

畑については、畑を使わなくなった方からお声かけいただいて借地を増やした結果、今の広さになっています。これは、父の、耕作放棄地を少なくすることで地域に貢献したいという思いによるもので、私も共感しています。

ジャガイモ(4)ジャガイモ(1)ジャガイモ(2)
 

 

 

就農のきっかけ

農家の長男なので、幼いころから近所の人に「親の仕事の後を継ぐとやろ?」と声をかけられながら育ちました。だから特別、疑問もなく農業への道を選びました。

ただ、当初はジャガイモやタマネギをつくるつもりはありませんでした。実は私の学生時代、わが家はイチゴ農家だったんです。だから農研機構でもイチゴの研修を受けました。ところが、父の地域に貢献したいという思いから、わが家の耕作面積がだんだんと広がっていく中で、わが家はジャガイモやタマネギを中心とした農家にシフトしていきました。私はそれは自然な流れのように感じ、受け入れることができました。

 

年間スケジュール

栽培カレンダー
 

仕事の喜び・やりがい

うれしいのは、友だちや親せきが「福田家の野菜はおいしい」と言ってくれること。タマネギが苦手な友だちが、わが家のタマネギは不思議と食べてくれるんです。

 

苦労している点

苦労しているのは近年の異常気象への対応です。昨年、長い期間、雨が降りませんでした。そこで、父の指導のもとでスプリンクラーを使って散水を行いました。これは長年農業をしている父にも経験がないことです。もちろん私にとっては初めての経験です。

父がいたから対応できましたが、自分はまだまだだ経験が足りないことを実感しました。
 

南島原の農業や農作物の魅力

わが家の畑は日照条件が良く、有明海からの潮風が吹きつけます。海のミネラル分を含んだジャガイモはおいしいし、タマネギはとにかく甘い。生でかじってもいいくらいです。恵まれた環境で育った野菜はどこの産地よりもおいしい自信があります。

 

福田さんの農家メシ「皮付き春ジャガイモの丸かじり」

丸ごとジャガイモ
 1 茹でる(1分間)

 2 電子レンジで加熱する(600ワットで3分間)

 マヨネーズを付けて食べるとおいしいです。春ジャガイモは皮が薄いのでそのまま食べることができます。

 

福田さんの農家メシ「タマネギのステーキ」

タマネギステーキ
 1 2センチメートル程度に輪切りにする

 2 フライパンで焼く(塩コショウ、お酒少々)

 3 フライパンで蒸す

 

 
 

福田さんの1日

福田さんの1日のスケジュール
コロナ前は友だちと泊まりがけで旅行に出掛けていました。普段はオンラインゲームにはまっています。また、夏季には労働時間が2時間程度の日もあります。
  

お仕事道具

お仕事道具(トラクター)
トラクター。幼いころ、父親の膝の上に載って遊んでいた思い出があります。広い畑を管理するのに欠かせない存在で、今では私の愛車です。
 

皆さんに伝えたいこと

ご承知のとおり農業は肉体労働です。3Kといわれるように”きついな”と思うこともあります。ただ、機械化もだいぶ進んでいて、就農した数年前と比較してもだいぶ楽になっているように感じます。今年なんか、こんな楽でいいの?って思うくらいです。
もちろん今後も良いものは積極的に取り入れていきたいです。 
 
そして、いつか父に追いつき、追い越したいですね。
 
 まとめ 
 

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