この日は昨年、就農された1期生が管理する圃場で摘果研修を行いました。
摘果研修をする2期生の様子(1)
摘果とはみかんの木に成りすぎた果実を人の手で落とし、着果量を調整する作業です。みかんの木は通常、必要以上に果実をつけることがあり、一部は自然落果によって調整されますが、それでも余分な果実が残ることが多いです。そのため、摘果作業を行い、人の手で果実の数を調整する必要があります。ちなみにみかんの葉が25枚前後につき果実1個の摘果が適切な量とされています。
摘果研修をする2期生の様子(2)
摘果を行わない場合、果実の品質が低下し、サイズが小さくなるだけでなく、翌年の着果量に影響を与える「※隔年結果」の原因となる恐れがあります。
※隔年結果とは
着果が年次により大きく変動し、果実の量の多い成り年(表年)と量の少ない不成年(裏年)を繰り返す現象。
摘果研修をする2期生の様子(3)
8月はお盆休みや座学研修が続いていたため、研修生にとって久しぶりの炎天下での実地研修となりました。9月に入っても厳しい暑さが続いており、冷風ベストなどを活用し暑さ対策を行っていましたが、それでも体力的な負担は残っているようでした。
暑い夏を乗り越え、秋になるとみかんの収穫が始まります。甘くたくましく育った実を見ると、頑張る研修生たちの姿と重なって、嬉しくなります。
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