座学研修の講義内容
少子高齢化の影響により、市内の農業従事者は年々減少し、それに伴い経営農地の面積も縮小しています。特に、みかんなどの果樹園地の減少が顕著です。このような少子高齢化による担い手不足や耕作放棄地の問題を解消するため、南島原市では令和4年度からみかん栽培に関する研修生の受け入れを行っています。昨年10月には、2年間の研修を終えた第1期生2名が就農しました。現在、第2期生3名および第3期生2名が研修を受講しています。
別の日には、生産者の圃場で収穫研修を行いました。この日は3期生だけでなく、2期生もともに収穫研修に参加しました。まだまだ残暑が厳しく、圃場での作業は体力を大きく消耗します。研修2年目を間もなく迎える2期生は、慣れた手つきで作業をこなしていました。
収穫研修をする様子(1)
収穫研修をする様子(2)
収穫研修をする様子(3)
収穫研修をする様子(4)
2年間の研修では、1年目に4つの生産団体で実地研修を行い、それぞれの団体からみかん栽培の多様な手法を学びます。2年目には、研修生自身に適した団体を選び、就農に向けた準備を進めます。研修を開始したばかりの3期生もすでに4つの団体を回り、「それぞれの団体で異なる方法を学べるため、とても勉強になる」との声がありました。
収穫前のみかん
収穫後のみかん
この時期のみかんは極早生(ごくわせ)や早生(わせ)と呼ばれる品種です。果皮にやや青みが残り、酸味が強く、さっぱりした味わいが特徴です。みかんの収穫のピークは12月にかけてですが、地域によっては2月から3月頃まで続きます。皆様も秋の始まりを告げる爽やかな味わいのみかんを、季節の変化とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
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